絞り(F値)を変えるだけで、写真のイメージもガラリと変わりますよね。
F値について、色々と実践した結果を解説したいと思います。
このブログで、絞りの効果を知り、写真から作品に昇華させるのが目的です。
なんのために絞りがあるのか?
個人的には、背景をどこまでくっきり写すか。
モデルのどこまでピントを合わすか。
絞り値(F値)が小さくなれば、被写界深度が紙のように薄くなっていく。
右目に合わすと左目がボケる時があるくらいだ。
被写界深度については↓
それに絞れば(F値を大きくすれば)レンズの特性もあるけど、解像度が上がる。
背景と被写体が離れれば離れるほど、背景がボケて被写体が浮き上がる。
ポートレートの場合は、モデルのどこまでピントを合わすか、背景も一緒に入れたい場合は絞る。
壁際で暗い場合は、開放もあり。
表現したい事を考えてF値を考える。忘れるな俺!
屋外の晴れだとF値開放は
カメラの性能によるが、屋外の晴れだと開放(F値最小)で撮ろうとしても、シャッタースピードの上限いっぱいになり、白トビが起こる場合あり。
その対策に絞る(F値を上げる)
それかフィルターを付けて、レンズに入ってくる光を制限する。
早い話、レンズにサングラスをつけるようなものだ。
今、使っているフィルターのリンクを貼っておきます。
参考にしてください。
入ってくる光を制限することによって、シャッタースピードを下げる事ができる。
水の流れとか動くをものをブレて撮る事ができる。
風景写真。広大に撮る時は?
風景の場合、できる限り隅々まで撮りたい時は、絞った方が良い!
作例の写真のピントは、雲に合わせてます!
絞る(F値を上げる)とシャッタースピードを落とさないといけない。
シャッタースピードを下げる。被写体(ピントを合わせたい所)が遠いと手ブレがおきる。
手ブレを防ぐために三脚を使う。
この三脚だと俯瞰(真上からの)撮影も出来て愛用している。
俯瞰の場合は、床や机に被写体を置いての撮影が多いので、絞りを開放(F値を一番小さく)しても問題ないが。手持ちだと構図を決めてもズレるし、何より下向きの姿勢がツライ!
作例を貼ります。
何かの参考になれば嬉しいです!
ポートレートでは?
人物が、主役のポートレート撮影では、よく開放F値を使う人がいる。
人物が浮き上がるし、背景もボケてモデルが際立つのはよく分かるが、背景も写したい時もある。
その時は、F値を上げて、ピントはモデルだけど、背景も取り入れる。
どこまで、背景を入れるかは、F値を変えながら何枚も撮って後で選別する!
忘れるな俺!(2回目w)
この前、撮った撮影会の写真を作例として貼ります。
ちなみにモデルは、W.(ダブルヴィー)というアイドルグループの研究生さんです!
さすがは、F2開放だ。よくボケてモデルが際立つ!
F2.5に絞った。
後ろに写り込んだ人の性別が分かるくらいに浮き上がってきたw
F3.5までくるとモデルの両目までピントが合ってくる。
モデル優先だとF4くらいが良いかな。
次の作例はF4です。
F4までくるとくっきりと写って、解像度が上がってるのが分かる。
結論!
現場で、絞りを変えながら、何枚も撮って選別しろよ俺(3回目)!
補足!焦点距離!
背景のボケ感は、焦点距離でも変わるぞ未来の俺(4回目)!
望遠レンズで撮れば、同じF値でも背景がよくボケる。
作例を探して貼ります!
モデル、リリシック学園、矢野瑞姫
背景に何があるか分からないくらいボケてる。
使ってるレンズは、70-200F2.8の望遠レンズの200㎜側(望遠端)を使ってます。
ちなみにバックは、大阪城ホールです。
まとめ
背景ボケのコントロールは、F値はもちろんレンズの焦点距離に被写体との距離にセンサーサイズでも変わってくる。
時間があれば、全て試し自分が最良と思う写真を選ぶ。
時間はかかるが、それが近道です。
ということで、がんばれ俺!
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